親知らずについて
親知らずは、永久歯の中で最も最後に生えてくる歯で、第三大臼歯とも呼ばれます。多くの場合、十分なスペースが確保されないまま生えてくるため、斜めに生えたり、歯茎の中に埋まったままの状態になることがあります。このような親知らずは、周囲の歯や歯茎に炎症や痛みを引き起こし、むし歯や歯周病のリスクを高めることがあります。当院では、親知らずの位置や状態を詳しく診断し、患者様に最適な治療法をご提案しています。
安全で精密な親知らず治療のために
当院では、3DCTを導入し、安全かつ精密な診断・治療を提供しています。これらの最新機器を活用することで、親知らずの位置や周囲の構造を正確に把握し、適切な治療計画を立てることが可能です。
- 神経や血管の位置を詳細に把握: 3DCTにより、親知らずが神経や血管とどのように位置関係を持つかを正確に確認できます。これにより、安全な抜歯を計画し、術中のリスクを最小限に抑えることができます。
- 埋伏歯や骨の状態の正確な評価: 骨の厚みや歯の埋まり具合を立体的に把握することで、必要な外科的処置の適切な計画が立てられます。
- 治療時間の短縮: 精密な診断により、迅速かつ効率的な治療を実現し、患者様の負担を軽減します。
- 患者様へのわかりやすい説明: 3D画像を使い、治療計画やリスクを視覚的に説明することで、患者様の不安を軽減します。
こんな症状の方におすすめ
- 奥歯の奥が腫れて痛みがある
- 食事中に奥歯に違和感を感じる
- 親知らず周辺の歯茎が赤く腫れている
- 奥歯付近に膿が出ている
- 顎全体に痛みが広がる
親知らずの痛みを放置すると、周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めに診察を受けることをおすすめします。
治療の流れ
レントゲンや3DCTスキャンを用いて親知らずの位置、角度、周囲の神経との関係を確認します。
抜歯が必要かどうかを判断し、痛みを和らげるための応急処置を行います。
局所麻酔を施したうえで、安全かつ丁寧に親知らずを抜歯します。必要に応じて骨を削ったり、歯を分割して取り除きます。
抗生剤や鎮痛剤を処方し、痛みや腫れを最小限に抑えます。抜糸が必要な場合は1週間後に再来院いただきます。
治療のメリット
親知らずの抜歯により、炎症や腫れが軽減され、痛みが解消されます。
親知らずが隣の歯を圧迫してむし歯や歯周病を引き起こすリスクを防ぎます。
抜歯後は歯ブラシが届きやすくなり、口腔内の清潔を保ちやすくなります。
特別な注意点
治療可能です。但し週数によって薬剤の使用が変わりますので、事前にお知らせください。
抜歯当日は激しい運動やアルコール摂取を避け、柔らかい食事を心がけてください。
親知らずの抜歯により歯並びが安定することがあります。
うおい歯科医院より
親知らずの痛みは日常生活に大きなストレスを与えることがあります。当院では、3DCTを活用し、痛みを軽減する迅速な治療と、患者様の負担を最小限に抑えた抜歯を行っています。不安や疑問があれば、遠慮なくご相談ください。快適な口腔環境を取り戻すお手伝いをいたします。場合により、紹介状をお出しする事もあります。
親知らずの抜歯は痛いですか?
麻酔を使用するため、治療中はほとんど痛みを感じません。術後の痛みは鎮痛剤で軽減できます。
抜歯後の腫れはどのくらい続きますか?
一般的に2~3日で軽減しますが、体質や治療内容によって異なります。
親知らずを必ず抜く必要がありますか?
症状がない場合は抜歯の必要はありませんが、痛みや腫れ、隣接する歯への影響がある場合は抜歯をおすすめします。
抜歯後に注意すべきことはありますか?
当日は激しい運動、アルコール、喫煙を控え、指示に従ってお過ごしください。
親知らずの治療費はどのくらいかかりますか?
険適用されるため、比較的負担を抑えた治療が可能です。
抜歯後の食事はどうすればよいですか?
術後1~2日は柔らかい食事を心がけてください。辛いものや熱い食事は避けてください。
親知らずの抜歯は何歳まで可能ですか?
特に年齢制限はありませんが、若いうちに治療を行ったほうが治癒が早い傾向があります。